寝てませんから~…


「ははっ、みうのことだから切ない音楽でも聞いて、オレのこと思いながら感傷的になってた?」


ぎくうっ!当たってて
ちょっと冷や汗かく


さすがするどいなぁ…
相手は愛斗くん
じゃないけどね


昨日家に帰ってから好きな歌聞きながら、優羽吾くんとの手つなぎデートを思い出してにやけてたのは確かなんだよね…


「あ、マジ?」


「これは違うの…」


愛斗くん意外そうな顔



しまった…顔赤くなったまさか優羽吾くんとデートしてましたとも言えないし、どうごまかそう


ほんと、顔がすぐ赤くなるこのクセ治したいよ…


「ばぁかじゃないの?」


愛斗くん目を細めて私の頭をくしゃくしゃする


普段見せない優しい笑顔


私…少しは愛斗くんに近づけたのかな、いつも人を小バカにして何考えてるかわかんない顔してる