思わず近くの植え込み
に身を隠してしまう


隠れる必要なんてないんだけど…何か見ちゃ
いけない気がした


合わせて優羽吾くんも私について体を小さくする



「優羽吾くん…まー
ちゃん知ってるの?」


「いや…あの女よくうちの店来るからさ…、てかみうの知り合い?」


まーちゃん、優羽吾くん家のお店によく行くってことは…実はセレブ!?



「うん…中学の同級生」


「同級生?…ふうん」


じっと見つめて
考えるような表情



その表情を見て、キレイな横顔…なんて思い
つい見とれてしまう


「あいつと仲いいん?」


「まあまあ…かな、受験の時に仲良くなったんだよね、彼女大人っぽいからそれまではちょっと
近寄りがたくって…」


だんだんこっちに
歩いてくる