「ちょっと優羽吾~!
汚いっ!!」

カナちゃんの顔にまともに吹きかけてしまいそれを見て亜沙美ちゃん爆笑

「笑うなクソガキっ」

自分の顔についたドリンクを慌ててハンカチで拭き、指についた水滴を
ピッと亜沙美ちゃんの
顔に飛ばす

「お兄ちゃ~ん
このお姉さん怖いぃ」

亜沙美ちゃん優羽吾くんに抱きつくとひんひん
泣いてる

「カナ~相手小学生だぜ手加減しろって」

あんたが甘やかすから
こんなんガキになるん
じゃんて言いながら
カナちゃん怒りを
何とか沈める

「お兄ちゃんに学校の話聞くと最近はみうの話
ばっかり!かわいくて
おもしろい子だって」

そう言って優羽吾くん
と私を交互に見る

そんな風に言って
くれてるんだ~

私の頬がポッと赤くなる

優羽吾くん見ると
机に突っ伏してる

「亜沙美…会わせる
代わりにそれ言うな
って念押ししたろー?」

「だってお兄ちゃんが言うほどかわいくないよ」

はっきり言うなあ~…

小さい子の言うこと
だから聞き流したい
けどちょっと傷つく

亜沙美ちゃん机を
パンパン叩きながら
足をばたつかせる