俺は今日も図書館に行った。


いつもの席に向かう。


あっ、隣にあの子が座っている。


階段で俺にぶつかった子。


俺は思わず小声で話しかけた。


「今日も来てるんだね。」


彼女はびっくりしていた。


俺を見るなり


「帰る。」


なんていう。


何かちょっとその言葉にムッとした。


「何で?まだいればいいじゃん。」


俺は思わず引き止めた。


俺何で引き止めているんだ?


とにかく名前だけは聞こう。


なかなか教えてくれないので俺は彼女に迫ってみた。


顔を真っ赤にしている。


可愛い。


彼女は観念したように名前を教えてくれた。


青木愛実・・・。メグミか。


ふっ。面白い奴だな・・・。


俺は小さく笑った。


~ユウside終わり~