そう言うと同時にあたしを押し倒した。 ぇっ!? ここで!? もぉっ!やっぱり分かってない! 『やだっ!』 楠木くんを突き放す。 「・・・どうして・・・・・」 『・・・どうしてって? そんくらい分かれぇ!!』 再び走り去ろうとする。 タタタタタッ・・・ 出口まであと5メートル。 4メートル・・・ 3・・・2・・・ 1・・・・・ 『きゃっ・・・』