ガラッ!! あたしは真っ先に教室へ向かった。 「あ、ももさん。 おはようございます」 『黒澤くん・・・』 『おはよ・・・』 「あれ?龍太郎はどうしたんです?」 『楠木くんは・・・』 「・・・?」 『バカなの!!』 「・・・はぃ?」 黒澤くんの整った顔が一気にゆがんだ。 あたしは、 相当ワケのわからないことを言ったんだろう。