寝ている彼女を起こさないように静かに抱え上げ、ゆっくりと二階にまで上がっていく…
…以前、
彼女をおんぶして帰った時もあったけれど、その時よりも緊張していた……
あの時は、
彼女との距離が近くて、
けれど今は、
彼女との距離は遠い……
お隣なのに、僕と彼女の距離は近くなったり遠くなったりしている。
…そもそも、
彼女には好きな人が居て、
それは僕ではないのだから好きになったところで無駄だった…
僕が彼女を好きになったりしなければ、ただのお隣りさんとして良好な関係でいられたのだろうと思う……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…