ひどく落ち込んで死にたいと思った事はないけれど、 誰か殺してくれ、と思った事はある。 僕にはそういう無責任なところがある。 瑠璃子さんと別れて部屋に帰った僕は、 間接照明だけを点け、ベッドに寝転がっていた。