俺様執事~TRADE KISS!【短編】



「……色気ねぇも、なんもかも、

……全部ナシ」



ぎゅっと、私の手を握る力が強くなった。



ナシって言われても。



そう言いかけて、暁人の後ろ姿を睨みつけた時。



ぼんやりと街灯に照らされたのは、

暁人の真っ赤な耳。