しばらく走った。 私の足は、近くの公園へ向かっていた。 公園は、ぼんやりと街灯で照らされ、ポツリポツリと点在する遊具が、物悲しい。 私はブランコに腰掛け、足を投げ出した。 家を出て来たはいいが、財布もケータイもない。 「はぁあ~」 ため息が出た。