早速、明日から行くらしい。 しばらくすると、知世子さんが戻ってきた。 「もう旅行準備は出来たんですか?」 「うん。 あ、明日からのご飯なんだけど……」 これ、と幾らかのお金を寄越した。 「杏奈は料理らしい料理出来ないから…… お願い出来る?」 俺は軽く頷いた。