「お茶のご用意、しましょうか?」 俺が台所へ向かおうとすると、知世子さんは引き止めた。 「気を使わなくていいよ。 台所入られるの嫌だし」 そう言って台所へ消えた。 台所は女の城だからな。 俺も他人の家の台所は、使い勝手が違うから嫌だ。 しばらくして、知世子さんはお茶を持ってきた。