木箱も噂も、私が入学すると同時に作り上げたもの。 噂はまたたくまに広がり、今では全校生徒の常識となった。 もちろん、祈願された全部を律儀に叶えてるわけじゃない。 疲れるし、そんなに叶えてたら商売あがったりだしね。 そのかわり、祈願されたペアは全部自分で見に行くの。 もうすぐでくっつきそうな二人は却下。 願った方の高望みも却下。 私がまじなうのは、“うまくいきそうなのにくっつかなそう”か、“まったく未知数”な二人。 これを三日に一度くらいのペースでつづけている。