結局行く場所が決まらずに、私達は小さな公園に来ていた

子供たちが楽しそうに遊んでいた

私達は、長い間子供たちを黙って見つめていたが

「で、なにか話があるの」

私は、静かにそう聞いた

すると、鈴木は言いにくそうに自分の頬を人差し指でかいていた


「なに?」

なにも言わない鈴木にもう一度聞いてみた

「いや…
この前は悪かった」

小さく呟く鈴木

「えっ?」

よく聞こえなかったため、私は聞き直す

「だから、この前は悪かったって!!」

顔を赤くして、大きな声で言ってきたので私はびっくりして固まっていた