どないやねん!

仕事面では分かる。仕事の話やけども、私楽しそうに話してると思うわぁ。お客さん相手でも、同僚相手でもね。


だから上の人に『橘は、笑ってそこにいるだけで良いぞ。仕事出来なくても気にするな。』とか言われちゃうんよね。仕事バリバリしとるがなぁ〜。


プライベートでも、今までの笑いを中心の生き方を変えないとな。素人やのに、時々体張って笑いとってるもんな。


いい加減な奴に見えてたかも。


「気ぃつける…。勇輝さんや、これから私生まれ変わるから、ご指南(シナン)ご鞭撻(ベンタツ)の程、宜しくお願いつかまつります。」


私は椅子の上で足を組み、拳を 膝の上に置くと、深々と礼をした。


「それが、真剣に見えへんねん。パンツ見えるぞ。キモ!」


えぇえええぇ!?今めっちゃ真剣に言ったのに…でも伝わらないなら意味がない。これは、リハビリに相当時間がかかりそうや…。


私はがっくりうなだれた。これから思考を、どのように変えると良いのか、検討もつかないよ。


「ババシャツ見えすぎやし!」


勇輝の声も届かない程、私は落ち込んでしまった。