でも "言ってよかった" と思った。 "逢ってくれる" と、言ってくれたから。 逢っているうちに、どんどん余計に好きになった。 ―クリスマス― 断ったことを後悔した。 だから、もう一度、今度は俺から、紗耶香をデートに誘った。 幸せだった。 楽しみでしょうがなくなった。 今まで、あじわったことのない感覚におそわれた。 幸せすぎて気分が悪くなる位だった。