今日は実家で
合格祝いをした。

「お前が俺の後輩?
大丈夫なのか?」

兄が言ってきた。

「大丈夫だよ。
お兄ちゃんの
母校っていうより、
純の母校っていうのが
最高!!」

「あほか!
同じ大学なのに
可愛くない!!」

兄と喧嘩をしていた。

何だか今日は嬉しかった。

もし、
どちらが落ちていたら
どの様になっていたんだろう。

そんなことを考えていた。

しかし、
数日後またしても
私達に神様は試練を与えた。

私にとっての
最後で最大の選択を
しなければならなかった。