「私もだよ。
自分が傷つきたくない。
純の足でまといに
なりたくなかった。

だから、
答えを出せなかった。
けど違ったの?」

「違ったって?」

「卒業式の時、
森田さんに言われて
分かったの。

自分が傷つきたくない。
それが1番の原因と分かった。

けど、
傷ついても泣いても
悲しくなっても、
純が傍にいれば

どんな事も私を
幸せにしてくれる。

傍にいなければ
幸せになれない。」

「俺が全てを掛けて愛した人を
幸せにさせるよ。

もう離れないで
傍にいてほしい。

幸せにします。
一生傍にいてください。
早苗。   」

「私も一生
傍にいさせて下さい。

あなたと
家族を作りたいです。」