「一年前くらいから、何も欲しいと言いださなかったと思ったら、貯金していたとはな…晃は」 「一年前ってちょうど私の存在が分かった時」 「アキラ坊ちゃまは、百合菜様の存在を知ってからというもの、お小遣いは全て、通帳に貯金しておりました。将来の百合菜様のためにと…」 「え………。」 「だから…受け取ってくれたまえ…」 私は通帳を握りしめた 「はい………」 最後までアキラは私を救ってくれた ありがとう…アキラ…