シンデレラＢＯＹ【完】

私はその時、なんだか聞いてよかったって思えた


「分からなかったらもっと辛かったと思うから」


「百合…」


「ユウトの事も信用してるよ？だって、今でもユウトを好きなんだって分かるもん」


「百合…こんな俺でいいのかよ…嘘ついてたんだぜ？」


「それって、優しさからきたウソでしょ？それなら私はウソをつかれてもいい。現実、今日聞いたことを、あの絶望の時に聞かされてたら…アキラを恨んでいたと思う。」


「百合…強いんだな…」


私はアキラへの想いを話した