眼帯×CHOCOLATE

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まるで、

高級旅館の一室の様な豪華な客間。軽く我が家のリビングが丸々二部屋は収納可能な広さと、うちにはない清潔感。

なにこれ?なに展開これ?


「で、何の用かな?僕の可愛い後輩クン」

使用人と思われる人からお茶を受け取り、それを俺の目の前に出しながらにっこりと微笑む先輩。……つうか!

「ガード緩すぎじゃね?!」

今、一番の突っ込みどころを全力で突っ込んだ。いやいや、ない。これはない。なんやかんやでこれはない!断じてない!

「なぁにもおー失礼だなあーキミは。せっかく快くなかに入れてあげたって言うのにー」

つか、キャラ違くね?

いやいや、ほんと正直こんなにすんなりと入れて貰えるとか思ってなかったから、なんつーの?障子抜け?

「拍子抜けね」

そう、それ。

そんでビビってるっつうか上手くいき過ぎじゃねっつうか俺マッジですげくね?ヒュウ!

「自画自賛?」

そう、自画自さ…


「って、ワッツ!?ホワアアァイ!?ちょ、ま、ままま、まさか先輩にもだだ漏れなのか?!だだ漏れちゃってるの?!」
「あはは、キミほんと面白いね」
「お笑い提供しに来たんじゃないんですけど?!」
「わかってるよー、でもキミやっぱり面白いんだもん…あはは、ふふ…あははは!」

「ガチ笑い?!」