ねえ、銀

銀はとっても強い子だよ

だから自分を責めないで

自分を悲しまないで

私はずっと見てるから

これからもずっと見て行くから


銀と、一緒に



だから、笑ってよね

もっと強くなるんだよ

私が居なくてもさ、生きるんだよ

だって、銀が生きることは

私の“生”にもなるんだ


銀、大好きだよ










全ての始まりは、
 
――四年前

東雲 銀、小学校六年生の秋。