眼帯×CHOCOLATE

――ドス!

手刀で一撃。そりゃもう神業。お見事。

「後ろ、守ってやるよ」
「はは、お願いしやーす」

背中を合わせて、改めてまわりを見渡してみた。こりゃまた、当分忙しくなりそうだわ。

「眼帯とチョコ、もちっと手離せそうにないね」
「ああ、そうだな」


それでも、

俺は知ってるんだ。銀ちゃんの髪の毛の生え際が、薄っすら黒くなってきてるのを。

これって良い傾向だよな?蝶子さん。




「そいじゃ、行きますか!」
「足、引っ張るなよ」
「努力はしますよ、うははは」

目を瞑れば、今までの出来事が鮮明に蘇って来る。色々、あったよな。

驚いたり、喧嘩したり、怒ったり、

泣いたり、笑ったり、色々さ…

これからは、どんな事があるんだろう?でも、笑顔でいたいって思うよ。どんな事があっても、やっぱり笑顔が一番だって。


俺達の戦いは

まだまだ、続くんだから。





あれ、てかコレって、

週刊少年誌の打ち切り的な

〆なんじゃね?


【完】