◆◆◆
ツンと鼻につく刺激臭。
手にはめられたビニール手袋に、ジンジンと痛む頭皮、ベッタベタのオールバック。
「てか、長げええよ!」
絶賛髪染め中の俺に向かって、全力で突っ込みを入れてくれる銀ちゃん。そのお顔は、対面する鏡を見なくたってわかります。ええ、わかりますとも。
「あ、やっぱりやり過ぎた?」
「ミツ、どんだけ過去語り長いわけ?正直、途中で飽きたしイライラしたんだけど?」
「ウッソ!マジで?!」
頭がブリーチ剤まみれの為、あまり動けない俺だけど。精一杯、身振り手振りの外国人バリのジェスチャーで心を込めて返事をする。伝わって!このプレシャスハート!
「液飛ばしてくんなクソ野郎!」
「ひでぶ!」
ああ、銀ちゃん。
いつからそんなに言葉遣いが悪くなってしまったのよ。あと、手も早くなりましたのことですね。勿論、別の意味で。
昔はあんなに以下略だったのに。オカーサン悲しい。悲しくて泣いちゃう。
「誰がオカーサンか!」
「ウオッ!また漏れたー?!」
「だだ漏れだっつってんだろうが!いつもいつもいつも!ホント変わんないね!ミツ!」
怒られちゃった、てへ。
つって、カワイ子ぶったら足をおもっくそ踏ん付けられた。しかも小指を重点的に。コレ地味に痛いやつ。
「素っ裸で森に行って来い」
――てへ。
ツンと鼻につく刺激臭。
手にはめられたビニール手袋に、ジンジンと痛む頭皮、ベッタベタのオールバック。
「てか、長げええよ!」
絶賛髪染め中の俺に向かって、全力で突っ込みを入れてくれる銀ちゃん。そのお顔は、対面する鏡を見なくたってわかります。ええ、わかりますとも。
「あ、やっぱりやり過ぎた?」
「ミツ、どんだけ過去語り長いわけ?正直、途中で飽きたしイライラしたんだけど?」
「ウッソ!マジで?!」
頭がブリーチ剤まみれの為、あまり動けない俺だけど。精一杯、身振り手振りの外国人バリのジェスチャーで心を込めて返事をする。伝わって!このプレシャスハート!
「液飛ばしてくんなクソ野郎!」
「ひでぶ!」
ああ、銀ちゃん。
いつからそんなに言葉遣いが悪くなってしまったのよ。あと、手も早くなりましたのことですね。勿論、別の意味で。
昔はあんなに以下略だったのに。オカーサン悲しい。悲しくて泣いちゃう。
「誰がオカーサンか!」
「ウオッ!また漏れたー?!」
「だだ漏れだっつってんだろうが!いつもいつもいつも!ホント変わんないね!ミツ!」
怒られちゃった、てへ。
つって、カワイ子ぶったら足をおもっくそ踏ん付けられた。しかも小指を重点的に。コレ地味に痛いやつ。
「素っ裸で森に行って来い」
――てへ。