眼帯×CHOCOLATE

先輩にも笑われてしまう、俺。


「美味しいから良いじゃない」
「ミッツンの特権だよなー」

一つも嬉しくないんですけどね!なんで主人公がこんなにも残念無念な扱いなのか、未だに謎なんですけどね!そろそろ!バシッと!カッコイイところをさあ?!

さあ?!?!


「うん、話してもいいかな?」

穏やかな笑顔の奥の目が、どちゃくそ怖かったです。まる。…ああ、そうか。

黙ってればいいんだ。俺は貝になる。甲斐だけに。

「だからそれサブい…」
「だからそれサブいって」
「だからそれサブいわよ」

はいはーい、ここへ来てトリプル突っ込み頂きましたー。とってもレアなトリプルだよー。いや、マジでなにコレ何プレイ?


「甲斐君は放置プレイって事で、続き話すよ?」
「ああ、その方向で」

ウン。銀ちゃんと先輩は完全にエスだよね。ドエスの星からやって来たんだよね。俺は多分エム。に、去勢された。よ!!!


「ドンマイ!ミッツン!」
「強く生きるのよー」

そう言い残して、爽も要も先輩の所へと行ってしまう。つうか、最初に話を聞き始めたのって俺じゃね?おかしくね?

それでこの流れおかしくね?

「…っ俺も聞くって!」

堪らず声を張り上げて、皆の後ろを追いかけた。白鳳学園の外は、いつもと同じ、

温かな光で溢れている。