眼帯×CHOCOLATE

ヒュウ!

今日の俺はどうにも突っ込みが冴えてるぜ!いつになく絶好調!

突っ込まれてばかりのギャグ要因だと思って舐めてると痛い目みるかんな!フンス!

「いや、でも漏れてるっス」
「やっぱりね!」

最終的にはオチ要員、ウン。知ってた。


「つうか!お前可愛い顔して、なんつー漢字使ってんだよ!エロか!お前はエロ要員か!」
「先輩、今の世の中エロっスよ」
「…え、マジで?」

「大マジっス!今時エロがなきゃ釣れないっスよ?健全とかクソ喰らえらしいっス」

いやいや、確かにどこもかしこもピンクオーラ率の高い世の中だけど。

それでも、俺らは健全で居たいじゃない?硬派で居たいじゃない?血生臭い泥臭い性春してたいじゃない?

あ、やっべ。


「先輩、時には諦めも肝心っス。だって、ボクってば読者さまにもバレてるぐらいの勢いで、登場当初からエロ担っぽかったらしいっスから。テコ入れっスよテコ入れ」

「……なん、だ、と」
「まあ、ボクの場合はエロ担っていうよりなんとか本編に女の子をチラつかせる的な、引っ掻き回し役なんスけどね」
「…おま…さっきからゲロし過ぎな」

「でも、ホント彼女とか欲しくないっスか?」
「フフン、いらんね!俺らは男の友情を深めるの!それだけで手いっぱいなの!」

だが、しかし。

俺はこの後、とんでもない事実を知る事になる。そして、裏切りを知る事になる。