「て、ててっ、てゆっか!要はイイのかよ?!お前だって、そのお?…なんだ、銀ちゃんの事、好う……イヤッハァアアア!」
要の拳が飛んで来たと同時に、間一髪でしゃがんで回避した。ワオ、素晴らしきかなこの動物並みの動体視力!反射神経!
「ふふ、ほんと、殺すわよ?」
ぱらぱらと、頭に降り注ぐ壁の破片。手加減なしかよ!どうせなら絶え間なく注ぐ愛の名を知りたいわ!教えて!!!
「要はね?銀さまと親族になれるのなら、どっちだってイイのよ。寧ろひぃと銀さまが結婚して、弟になるとか、……激萌えだろオオオがああアアアア!」
「かあああなっめちゃーん?!い、家!家壊れる!つうか素が出てんよ!おま、真っ黒だなオイイイ!」
「銀さまと一つ屋根の下!銀さまとご飯!銀さまとお風呂!鼻血必至だコンチクショオオオ!」
「それは嫁の特権じゃね?!」
なんて、
こんな放送コードギリギリラインのやり取りをしている俺達の所に、瞳ちゃんがタイミング良く。いや悪く、現れた。
「要ちゃん、何してるの?」
「…あらア?何でもないわよ」
要は、さっきまでの暴走が嘘のような穏やかな笑顔で応対している。俺には阿修羅顔対応だったくせに。せめて塩対応とかにして欲しいです、まる
「うん?あの、フォーク持って来たから要ちゃんも食べてね」
瞳ちゃん、気付こう。取り合えず、俺の存在に気付こう!そして壁を見てくれ!
「もう少し(コイツ片)したら行くわ」
ちょっとおおおオオオオ!
要ちゃんはなんで副音声機能搭載してンだよ?!なんか在らぬ声が聞こえたよ!いや寧ろ見えたよ!なんじゃこりゃああアアア!



