◆◆◆
あの日から数ヶ月。
トップに返り咲いた銀ちゃんは、再び一年、二年、三年と順調に制圧し、完全とはいかないまでも。以前のような、平和な学園を取り戻しつつあった。
椎名瑞樹と、
野々上先輩の姿は見ていない
けれど、何となく大丈夫なんだろうと思うのは。あの日みた先輩の笑顔のおかげかもしれないな。
そして今。
新たな“嵐”が、俺達に接近していた。
「……此処っスね」
栗色のふわふわの髪の毛を悪戯に指に絡ませ、笑う目尻にはナキボクロ。
耳には多数のピアスがついており、腕にもまた幾つもの装飾品が填められている。一言で表すなら、オシャレな少年。
「うーん、楽しめたらイイな!」
可愛らしい声を響かせ、少年は黒凰学園の門をくぐった。行き先は、勿論…
「現トップは、東雲サンか」
さあ、どうなる?
あの日から数ヶ月。
トップに返り咲いた銀ちゃんは、再び一年、二年、三年と順調に制圧し、完全とはいかないまでも。以前のような、平和な学園を取り戻しつつあった。
椎名瑞樹と、
野々上先輩の姿は見ていない
けれど、何となく大丈夫なんだろうと思うのは。あの日みた先輩の笑顔のおかげかもしれないな。
そして今。
新たな“嵐”が、俺達に接近していた。
「……此処っスね」
栗色のふわふわの髪の毛を悪戯に指に絡ませ、笑う目尻にはナキボクロ。
耳には多数のピアスがついており、腕にもまた幾つもの装飾品が填められている。一言で表すなら、オシャレな少年。
「うーん、楽しめたらイイな!」
可愛らしい声を響かせ、少年は黒凰学園の門をくぐった。行き先は、勿論…
「現トップは、東雲サンか」
さあ、どうなる?