「忘れ物ないか?」
「大丈夫ですっ!!
あたし子供じゃないし!!」
あたしは新品のスーツをおもいっきり遼平さんに見せ付けた。
時は過ぎて、今日はあたしの短大の入学式。
本当は遼平さんも来る予定だったんだけど、急に仕事が入って来れなくなっちゃったんだ。
「じゃあ行ってくるね」
「おう、友達百人作ってこいよ」
「だから、あたし子供じゃないってばっ…!!」
あっかんべー、を遼平さんに向かってすると、あたしは勢いよく家を飛び出した。
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