―――――… ―――――――…… 「社長、会議の時間です」 「了解、佐倉」 俺はジャケットを羽織って、佐倉とともに社長室を出て行った。 廊下に出ると、いつもより人通りが多かった。 昼時というのもあるのか。 「会議終わったら昼食ですので。 少々お待ちください」 佐倉が人混みから俺を守るようにして進んで行く。 そして、たまたま着いたエレベーターの中へと乗り込んで行った。 .