そっと遼平さんの視線の先を追っていくと…… 「あ、もしかしてやきもち?」 「うるせー…」 野坂君の姿が。 そっか。 遼平さんにとっては、野坂君って悪いイメージしかないからね。 「ほら、遼平さん、 野坂君と話してきたら…??」 「はっ……!? なんでなんだよ……!!」 本気で嫌がる遼平さん。 どんだけ子供なのよおっ…!! 「あっ、菅谷社長だあっ…!!」 あたしたちが言い合いをしていると、遼平さんに気付いたひびきと…… ―――野坂君が近づいてきた。 .