見覚えのある廊下を歩く。 見覚えのあるメイドさんや執事さんがいる。 そんな中、 見覚えのあるひとつのドアの前で止まった。 ――――ガチャッ… 遼平さんは躊躇う事なく部屋の中に入っていった。 そこは… ―――遼平さんの部屋だった。 あたしも後を追って、部屋に入る。 そこには――― 「なっ…なんでえっ……!?」 服、 雑貨、 家具、 あたしの部屋にあったものすべてが、 遼平さんの部屋に集まっていた。 .