考えた結果…… 「もしもし、幸也か?」 俺は幸也に電話をすることにした。 今の時期は、実家に帰っているらしい。 『どうした、遼平…』 「あのさ… 今、桃が俺の実家にいるんだけど…… 知らないうちに桃が酒呑んで、泥酔してんだよな……」 俺が申し訳なさそうに言うと、 幸也は何故か笑い出した。 『桃、すげー酔いかただろ??』 「………………」 桃のヤツ、 未成年のくせに家でも呑んでたのか。 .