…………………。 一瞬フリーズした後… 「えぇ――――――っ!!!?」 あたしの叫び声が響き渡った。 「驚くなって言ったろ?」 「だだだって……!!」 驚きすぎて、うまく呂律が回らない。 そして、あたしの頭の中には、 あるひとつの考えが浮かんだ。 「ね、ねえ…」 「ん……?」 「だったらさ… この宮殿ってもしかして…」 「そのもしかして。 ここは俺の実家」 ままま…マジですか……。 .