「しょーがねーな… 桃には降参だよ、マジで」 遼平さんは苦笑いしながら、 空いてる手であたしの頭を撫でた。 あたしは、そんな遼平さんをずっと見つめる。 「遼平さん!! 教えて…………?」 あたしの質問に対して、 遼平さんは信じられないことを口にした。 「今から… 俺の両親に、桃のことを紹介しようと思ってる」 .