口をパクパクさせるあたしなんかお構いなしに、ずんずんと歩いていく遼平さん。






「まままっ…待ってっ!!」





あたしは放心状態になりながらも、遼平さんに着いて行った。












「なんか場違いな気が…」





よく考えれば、

卒業式からそのまま来ちゃったから、



あたし、制服のままだよ。










今からこの中で、ダンスパーティーとかあっちゃったりするんじゃないの…?




もしそうなったら、

あたし無理だって!!



ダンスなんか踊れない!!








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