「どうしたんですか? 桃さんが俺に話あるなんて珍しい」 「あ…はは」 あたしは朝ご飯を食べた後、ひかる君に話があると言って部屋に連れてきてもらった。 あたしがひかる君を呼び出した時、ひびきは小さな声で、 「頑張って」 そう小さな声で応援してくれた。 その言葉のお陰もあって、あたしはなんとかひかる君を呼び出せたんだけど…。 「桃さん…??」 「え…っとお……」 なかなか話すことが出来ない。 緊張に緊張が重なって、あたしは完璧にテンパっていた。 .