ひかる君はひびきと野坂君のやり取りを聞いていたらしく、顔が呆れている。
そして、そんなあたしにも変化があった。
「姉貴、野坂さんとラブラブやってな。
俺は桃さん連れて行くから」
「分かったよ。
でも、あたしも桃と話したいから最後はあたしに返してよ?」
あたしに返してって、
あたしは物ですか…。
ひびきの発言に呆れながらも、あたしは隣にあるひかる君の部屋へと移動した。
「桃さん、そこ座ってください」
「ありがと、ひかる君」
あたしはひかる君に指定された場所に座った。
…あたしは今、ひかる君と付き合っている。
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