スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*




「お待たせ、待ったでしょ?」



「全然!!

突然押しかけたあたしが悪かったんだし」




バカなことにあたしは、ひびきに会う約束を取り付けていなかった。


だからひびきも当然のように驚いていた。




あたしはケーキ屋に隣接しているひびきの家へと向かう。


ひびきの部屋…久しぶりだな。




ワクワクした気持ちを抑えながら階段を上ると、ひびきは突然溜め息をつき始めた。





「どしたの、ひびき…??」



「…また勝手にやらかして」




あたしの質問には答えず、勢いよくひびきは自分の部屋のドアを開けた。


そこには…




「うわ…って、佐々木?」



「野坂君じゃん!!」




そう。


文化祭のシンデレラ事件のときの野坂君がいた。




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