いきなりすぎる。


心が着いて行かない。



さっきまであたし達、愛を確かめ合っていたのに。




だったらなんであたしなんかを抱いたの?


なんでデートなんかに誘ったの?




聞きたい事がいっぱいあるのに、もう遼平さんはいない。


もう…あたしの側には戻ってこない。





「…うわ――――んっ………!!」




涙を堪えることが出来なくなったあたしは、ベッドに倒れこんだ。


…さっきまで愛を確かめ合っていたベッドで。





急すぎる突然の別れは、あたしをずっと苦しめた。





.