その気持ちは、シャワーを浴びた後も一緒で。 「桃、お前なんかおかしい」 「へっ…??」 挙句の果てには、遼平さんにまで気付かれる始末。 本当、どうにかしてほしい…。 さっきのように、ベッドの中で正座をしながら顔を下へと向けていると、遼平さんがいきなりあたしの視界に入ってきた。 びっくりしたあたしは、思わず正座を崩す。 「何か言いたいことあんじゃねーの?」 「え…?」 遼平さんはあたしの頭を撫でながら言った。 …なんで、遼平さんはこんなにもあたしのことが分かるんだろう。 .