「桃、顔が赤―――」 「あ…あたし! シャワー浴びてくるね!!」 あたしは遼平さんの言葉を遮ると、今まで出したことがないくらいの速さでバスルームに飛び込んだ。 …あたし、やっぱり変だよお。 身体中が燃えるように熱い。 この熱さは何…? シャワーがちょっぴり熱いから? それとも………。 あたしは、自分自身に現れてきた変化に対して戸惑っていた。 ―――遼平さんが、欲しい…。 .