いくら恋愛経験がないあたしだって分かるよ…?



その…


場所がホテルで、

相手がシャワー浴びていて…。



きっとないって思いたくても、あたしの顔は赤くなってしまう。




でも…


そろそろ遼平さんに全てを捧げてもいいかなあ…なんて思ってる自分もいたりして。




「…どうなんだろう」



あたしの赤くなった顔をベッドの枕に押し付けた瞬間、後ろで何かの音がした。





「桃、次シャワー浴びて来いよ」



「りり…遼平…さん……」




あたしは赤くなった顔を遼平さんのほうに向けた。


シャワーを浴びた遼平さんは、髪が濡れていてとても大人っぽい。




.