久しぶりの遼平さんとのデート。


だけど、まさかこんな高級なところに来るなんて思わなかった。




「お腹いっぱーいっ!!」



「よく食うよな、桃」




あたしの食欲に、遼平さんは少し呆れ気味。



でもいいもん!!

遼平さんといっぱいお話が出来たから。




「じゃ遼平さん、帰ろっか!!」



あたしが立ち上がろうとした瞬間、遼平さんによって阻止された。




「誰が飯食うだけって言った?」



「へ…??」




久しぶりに見る、遼平さんの何か企んでいるような表情。


あたしは遼平さんから目を逸らすことが出来なかった。





「今日、ここの最上級スイートルーム予約してあるから」




.