俺は静かな部屋に立ちすくむ。 まさか、こんな展開になるなんて思ってもみなかった。 桃と離れるなんて、俺には考えられない。 だけど、俺は桃を守りきることができるのだろうか。 俺は社長、桃は大学生。 同じ世界にいるならまだしも、生活を送る場所があまりにも違いすぎる。 俺が守ることができるのは、家だけってことか。 「美香も上手いこと考えるよな…」 俺は苦笑いをしながらも、財布とケータイを持って外に出た。 俺の幸せを取るか。 桃の安全を取るか。 期限はあと一週間――― .