夏恋~それは永遠に~

仕事が大切なのはわかるけどさ。


私はドスドスと歩いて、水道のところまで食器を運んだ。


水をジャーっと勢いよく出した。


「冷たっ」


顔に水がかかった。


「ほんと、ヤダ」


ジロっと後ろのテーブルに座ってる充の方を向いた。


ポトフのウインナーをお箸で持ち上げて、そのまま手が止まってた。


「充のバカ!」


私は充に向かって叫んだ。


「菜々!?」


充が、なんだ?って目で私を見た。


「充のバカ!もうしらない」


私はそう言い残すと、キッチンを出た。


キッチンから廊下に出るドアが、これでもかってくらい大きな音をたてて閉まった。