夏恋~それは永遠に~

それでも笑顔の中には、まだ少しだけ悲しさや辛さを覗かせた。


菜々が完璧にこのことを乗り越えるには、もう少し時間がかかりそうだった。


ごつんっ


高速を走らせてると、隣から大きな音がした。


「いったい~」


菜々が窓に頭をぶつけた音だった。


「何やってんの」


「だって・・・」


「席倒して寝てろよ。その方が、ぐっすり眠れるから」


「そっか」


納得したように、菜々が席を倒した。


そのまま、また眠りに落ちていった。


いつもの場所で、高速を降りる。


それからしばらく一般道を走らせると、実家に着いた。


「菜々、着いたよ」