夏恋~それは永遠に~

「うん。眠って」


「ありがと」


前から少しだけ目を離して、菜々の額に手を伸ばした。


熱はなかった。


菜々の熱が下がったのは、つい2日前。


高い熱が続いてたから、まだ体力が戻ってないのかもしれない。


実家に行くのは、もう少し後でもよかったんだけど。


菜々がどうしても早く行きたいって言うから、今日行くことにした。


「寒くない?」


少しだけ、暖房の温度を上げた。


「ん。大丈夫」


「着いたら起こすから」


「うん」


しばらくすると、静かな寝息が聞こえてきた。


だんだん、元の菜々に戻ってきた。