夏恋~それは永遠に~

「でも私、そんなに悪くないと思うよ」


「運動神経?」


「うん」


「どうして?」


「だってそのときは、とっさに手すりにつかまって落ちなかったもん」


そう言って、自慢げに笑った菜々。


「子供・・・」


「えっ?何か言った?」


俺は必死に笑いを押さえた。


「階段踏み外す方が珍しいよな」


「たまにはあるんじゃないの?」


「いや、ないって」


「じゃあ、ヒールが歩道の金網にはまることは?」


「はっ?」


「だから、ヒールがはまるの」