バシュッ 「彩名…一体何を…」 彩名は絶望に打ちひしがれている浩一を横目に急いで晶の元へと駆け寄る そして右手に持っていた勾玉を晶の胸の上に置いた 浩一と俊も晶の元へと向かった 「彩名。…それは…。」 「浩一先生…そう。翠の勾玉。」 彩名の手のひらには翠がずっと身につけていた翡翠の勾玉があった 儀式の後、凛はこれを見る度に心が締め付けられ、止めどなく涙を流した